ここは高校の柵にそった植え込み。
外のバラも充分にきれいだが、中庭には手入れの行き届いた素晴らしいバラ園があると聞く。
いつも季節の花が何かしら咲いている。
春ならラベンダーやバラ、秋なら小菊など。
モッコウバラを見るたびに「何か楽しい、なぜか嬉しい・・・」そう感じる。
黄色いから?小さいから?棘がなくてあどけないから?
それはもちろんそうなのだけど「他のバラとは違う、心弾む感じがあるなあ」と、
いつも不思議に思っていた。
そして今年やっとわかったのだけれど、それは、「リズムがあるから」。
ひと房、そしてひとかたまり。
長く伸びた枝先に咲く、花の並びがまるで、楽譜に書かれた音符のようなのだ。
長く伸びた枝先に咲く、花の並びがまるで、楽譜に書かれた音符のようなのだ。
リズミカルな景色を描いている。
毎年のなじみのつもりだったのに、初めて気がつく花の個性。