・和菓子
日曜日、よく通りかかるお寺の門の奥に、風情のある枝垂桜(しだれざくら)をみつけ、初めて中に入ってみました。東京の真ん中とは思えないような雰囲気です。しだれ桜には新宿御苑のように、ソメイヨシノよりも早く咲く種類もありますが、おおむね一拍遅れ…
石(いわ)ばしる、垂水(たるみ)の上の、さ蕨(わらび)の、萌え出づる春になりにけるかも 志貴皇子(しきのみこ) 春の喜びを詠う歌、蕨(わらび)の歌は万葉集からただ一首。 ちいさな拳骨(げんこつ)を握ったような形は赤ちゃんの手にも似て、なんだか夢をいっ…
毎朝の一服 初夏のお茶 early_morning Tea 大きくて丸い葛ざくら(クズザクラ)。 中身に対して、箱がちょっと大きいのでは?と感じたのは確かだ。 案の定、持って帰る途中で中で寄ってしまい、形がつぶれてしまった。 でもお味はそのまま。 上品な甘さでお…
お客様の差し入れのお菓子は、毎朝五時に起きて、手ずから作られるのですって。 のんこう写しの黒楽といただく毎朝の一服。 parfum-satori.com
雨に濡れた庭もよし、一服しながらそろそろ藤の花かと思いを寄せる。 赤阪塩野のくずまんじゅう 。 外はパフパフ、中は涼やか。
天気も良くて、ようやく春の気分も上がる、赤坂塩野の練りきり。やはりあか抜けているわあ。 と、思うまもなくお抹茶を流し込み、あわただしい一日の始まり。 parfum-satori.com
「このお茶碗可愛い!ねえこれ、なんの柄?」 母に聞くと、いつもお彼岸の時に使うナラエだという。「何で?」といわれを聞くと、「そうねえ?」といいながら、奥から茶道大事典を出してきて調べ始めた。その姿勢、勉強になるなあ。 これは奈良絵という柄で…
毎朝の抹茶。 朝起きると、(特にアルコール分の残る翌朝など)、のどが渇いていて、この苦くすがすがしい抹茶を飲みたくなる。 少し大服(おおふく)にたっぷり点(た)てて喫す。 初めのころは、お干菓子をつまむだけだったのに、母が何かと用意してくれて…
久しぶりに訪れたGさんが、羊羹を持ってきてくれた。ダイエット中・・・とチラと頭をかすめたが、ちょうど夕方の小腹のすく時間、これは食べないわけにいかん!とばかりに早速みんなで頂くことに。 あけてびっくり、箱の中にはなんとあんみつがそのまま一枚…
いつもおしゃれなものに敏感なYさんからの手土産、六人衆の栗きんとん。 ちいさな練りきりのお菓子の詰め合わせも戴いたのだが、写真を撮るまもなくそれはすぐになくなってしまった・・・。 そこでこちらの栗きんとんをひらいたところ、またとっても可愛ら…
落雁(らくがん)は一見地味だが、味わいの深い菓子である。 きれいな花や動植物をかたどったものなどいろいろあるけれど、長野の善光寺落雁(ぜんこうじらくがん)は薄くて細長い、あっさりとした形である。 そのため、この落雁を噛んだときのパキっとした…
どらやきが好きだ。それも、小さいのがいい。 なぜかっていうと、あんこに対して皮の部分の割合が多くなるから。あんこばっかりあまっちゃうのは感心しない。 この小さなもちどらは、皮しっとりめで、中にうすく牛皮(ぎゅうひ)が入っている。もちっとして…
薄い牛皮(ぎゅうひ)の中に包まれた翡翠色のマスカット。 初め、普通の和菓子かなと思って口の中にぽいっと入れて噛むと、中からプシュッとみずみずしいマスカットの果汁があふれる。 うれしい驚きだ。
七夕はいつも雨のことが多い。今年も二人は会えなかったのかなあ・・・。
寒色系の金平糖(こんぺいとう)をあじさいの葉に乗せてみた。 なんとなく気分がさっぱりしない雨の一日。6月のお薄茶の干菓子としていかがかと。実はこれは母のアイデアで、いつもちょっとした遊びを取り入れている。
空也(くうや)といえば「空也もなか」が有名だが、これは練りきりの生菓子。ふっくらとしたひょうたん型の、黄身餡でできている。 その日、「今日はくうやの生菓子をもらったから、今日中に食べないと固くなるから」と母からわざわざ電話があった。
年末のこの時期、いそがしいそがしいそがし~とばかりに猛然と片づけをしているが、捨てても捨ててもまだ減らないこの書類の山、およびいつか使おうと思ったりいつか役立つと思ったサンプルやら試作品やら、よくこんなに要らないものをため込んだものだと思…
鍵善(かぎぜん)は、江戸の享保年間から始まる歴史ある京菓子のお店。木の箱にぎっしり入ったかわいいお干菓子をいただいた。 「園の賑い(そののにぎわい)」といって、本当ににぎやかなとりどりの干菓子でいっぱい。季節によって内容が少しづつ違う。 今…
与一「花に囲まれる,スイセンと梅と,さとりさま(とフクマメ)。」さとり「あたしはお多福かい」 与一「まま、一服」