パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

一枚流しあんみつ羊羹 Yōkan

一枚流し羊羹.jpg

久しぶりに訪れたGさんが、羊羹を持ってきてくれた。

ダイエット中・・・とチラと頭をかすめたが、
ちょうど夕方の小腹のすく時間、これは食べないわけにいかん!
とばかりに早速みんなで頂くことに。

 

あけてびっくり、箱の中にはなんとあんみつがそのまま一枚の羊羹に。
オシャレ~。可愛い~。宝石箱みたい。

寒天が入っているので、これはカロリーは控えめに違いない!

 

「L子ちゃん、お抹茶点(た)ててね♪」
L子ちゃんは先日お嫁さんにいったばかり。
すっかり新妻らしい落ち着きが。

お茶の腕前も上がって、なかなかのお点前。

 

流し羊羹.jpg

Gさんの家にほど近い、麻布の古くからある和菓子屋さんで、
昔からずっといるおばあちゃんがお店番をしているのだそう。


なんと、この箱のラベルも一枚ずつ手書きなんだとか。

中のリーフレットも手作り風でほのぼの。



羊羹は1枚になっているので4人で切り分ける。
しかし具材の分布によっては栗のない人、求肥(ぎゅうひ)の多い人がでてくる。


栗チームと求肥たくさんチーム、どれにする?


L子ちゃんは
「私はどっちでもいいです~」
といいつつモジモジしているので、
でも、どっちがいいの?とさらに聞いたら

「わたし、求肥好きです~」

じゃ、L子ちゃん求肥チームね。

 

これ絶対おしゃれ。
最近の「パッケージ可愛いだけスイーツ」に比べ、
このレトロ感といい昔から変わらない感じが素晴らしい。

寒天があっさりさとして甘いあんことのバランスよく、四分の一の大きさもペロリ。
美味しかった。

幸せ♡

 

麻布昇月堂,一枚流し羊羹 

 

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