空也(くうや)といえば「空也もなか」が有名だが、これは練りきりの生菓子。
ふっくらとしたひょうたん型の、黄身餡でできている。
その日、「今日はくうやの生菓子をもらったから、今日中に食べないと固くなるから」と母からわざわざ電話があった。
遅くに家に帰ったら、また母が出てきて「はやく食べなさい」という。
母は黄身餡の生菓子が大好きなのだ。
三田に、大坂屋という和菓子店があって、そこの黄身餡もお気に入り。
食べないで寝てしまわないか、お菓子のことが心配だったようだ。
いろいろうんちくを話すだけ話して、また奥へ行ってしまった。
甘さも程よく、黄身のコクと中の白あんがあっさりしていておいしい。
何の準備もなく、とりあえず半分食べたところで、やっぱり抹茶が飲みたくなる。
急いでお湯を沸かし、お茶の先生が見たら「まあ!」と眉をひそめそうなざっくりした手順でさささと立ててゴクゴクと飲む。
のどが渇いていたからなお美味しい。
やっぱ練りきりには抹茶でしょう~。
そんでもって、また半分食べて。。。
しっとりした皮がおいしいおまんじゅうもあった。
山芋の入ったじょうよ饅頭のあずきバージョンかな。こちらはこし餡。
他に、草餅もあったのだが撮りそびれてしまった。
もっとちゃんと準備してゆっくり味わいたかったけど、和菓子は鮮度。
あわてて食べてしまった。
小豆のにおいってなんとも言えないいいにおいだ。