パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

毎朝の一服 ① 抹茶 The Way of Tea

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毎朝の抹茶。
 
 
朝起きると、(特にアルコール分の残る翌朝など)、のどが渇いていて、この苦くすがすがしい抹茶を飲みたくなる。
 
少し大服(おおふく)にたっぷり点(た)てて喫す。
 
初めのころは、お干菓子をつまむだけだったのに、母が何かと用意してくれていることが多くなり、練り切りなど、主菓子などを食べるようになってしまった。
 
上は、梅の花の練り切り、ちょっと大きいので半分だけ。
 
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これは新潟・柏崎の、「くろ羊かん」。
小豆と黒糖がねっちりと濃いのに、お味はあっさりした甘さでおいしい。
 
さいころから羊羹はうすーく切って食べるのが好きなのだけれど、これは厚切りでもいただけちゃう。
 
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裏千家の引き出物で頂いた、慶菓。
 
猿年なので、申の印が押してある。
薄焼きのしっとりした生地に、味噌のお味の餡が挟んである。
 
 
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冬寒(ふゆざむ)の、今朝のお菓子は月世界。
淡雪を固めたように、さらっと口の中で溶ける。
 
愛用の、母の志野茶碗で飲む毎朝の一服。

最初はただ、喉の渇きをいやしたくて、自分で点(た)て始めた朝の抹茶だが、
だんだん儀式のようにエスカレートしていくのが怖い。。。
 
 
 
 
 
 
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