パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

鍵善のお干菓子「園の賑い」

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鍵善は、江戸の享保年間から始まる歴史ある京菓子のお店。
木の箱にぎっしり入ったかわいいお干菓子をいただいた。

「園の賑い(そののにぎわい)」といって、本当ににぎやかなとりどりの干菓子でいっぱい。
季節によって内容が少しづつ違う。

今はお正月から春先にかけての意匠が中心のようだ。

 

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福寿草、わらび、さくら、水仙、たけのこ、節分「福は内」のお多福。
今日もサロンの抹茶の時間に、みんなでわいわい言いながらいただく。


どれから食べていいか迷ってしまう~。

 

 

 

 

 

 

 

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紅白の鶴や松竹梅の竹、千両、羽子板、結び、どれも正月らしいおめでたい形。

 

おせちの昆布が結ばれているのは、よろこんぶという語呂合わせと、
一月は睦び月(むつびつき)、ということから「むすびつき」という縁起を担いだもの。

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来年は辰年なので龍の図柄も。
この干支しか使えない木型。

 

繊細で手の込んだお菓子は、長い年月によって練られてきた味とかたち・・・。
300年もずっと続いているなんて、日本の誇りだと思う。

 

 

 

 

落雁は、麦粉や米粉などを水飴を練って固めて乾かしたもの。

大昔、運動会などのおみやげで紅白の菊の落雁をもらったけど、こんな上品なお菓子ではなかった。
なので小さい頃は好きではなかったが、上等なものは子供の口には入らなかったのかも。

中学になってお茶をはじめるようになって、おいしいものだなと好きになった。

小布施の栗落雁も大好き。

カリっという固さと口どけ、すっきりとした甘さが後で飲むお茶の味を引き立てる。

 

 

 

➤年末年始の営業のお知らせ

いつもパルファンサトリの香水を御愛用ありがとうございます。

サロンは12月29日(木)から1月3日(水)までお休みさせていただきます。

オンラインの受け付けは無休です。(配送は1月4日から)

 

どうぞよろしくお願いします。

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