どらやきが好きだ。
それも、小さいのがいい。
なぜかっていうと、あんこに対して皮の部分の割合が多くなるから。
あんこばっかりあまっちゃうのは感心しない。
この小さなもちどらは、皮しっとりめで、中にうすく牛皮(ぎゅうひ)が入っている。
もちっとしておいしい。
小さい頃から牛皮も好き。
みつ豆に入っているピンクとグリーンの、みつ豆の牛皮だけをよけいにもらって食べた。
銀座あけぼのは昭和23年にできた和菓子店。
きどらない、季節感のある可愛いお菓子がたくさんおいてある。
先日の「うちわ」も、あけぼののお菓子だ。
母は、ここの「あんこ玉」を孫(もう大きいのだが)のためによく買いに行く。
いつもお店の女の人がとても親切だと言う。
銀座と言う土地柄、お年寄りが多いせいかな。
ちょっとした心づかいに優しさを感じる。
雨の日だったので、この小さな袋をおまけにいただいた。
この中には「もちどら」がひとつ入っている。
感謝の気持ちが嬉しい。