パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

金平糖 あじさい confetti

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寒色系の金平糖(こんぺいとう)をあじさいの葉に乗せてみた。

なんとなく気分がさっぱりしない雨の一日。
6月のお薄茶の干菓子としていかがかと。
実はこれは母のアイデアで、いつもちょっとした遊びを取り入れている。

 

金平糖なんて食べるの久しぶり。
食べていてふと味に覚えがある。

なんだったっけ?

そうだ、小さな頃食べたお菓子の味に似ている。
なんというおかしだったんだろう。。。


平べったい三角錐(すい)のような、きれいな色の砂糖の塊が竹串の先についていて、ザラメが振ってある。

水色やピンクや白の、いろいろな色の飴が10本くらい花束のように束ねてあって、セロファンがかかっていた。

 

一本づつしゃぶると、ざらざらした口当たりと甘さがとってもおいしかったのだけど。
昔は砂糖そのものがごちそうだったが、いまはおしゃれなお菓子がたくさんあって、金平糖やこういった素朴なお菓子はあまり食べなくなってしまった。

 

でもお茶が主役なら、苦味と香りを引き立てるには、こうしたあっさりしたお菓子が一番いいのかもしれない。

 

 

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