パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

オニユリとクロアゲハ Lilium lancifolium

クロアゲハは前翅の褄(つま)から大きく羽ばたいて、後翅はその動きに従っている。アオスジタテハに比べてゆったりとした動きである。 蝶は気まぐれに飛んでいるようだけれども、蝶の道は決まっている。それゆえ花は待っている。 オニユリは下垂した花を反…

秋のアオスジアゲハ Graphium sarpedon

私の覚えでは「アオスジタテハ」なのだけれど、「アオスジアゲハ」というのが正しい名前らしい。幼虫はクスノキの葉を食べるとか、この蝶はよく森の中で見る。 夏の間、敏捷に飛び回っていたアオスジアゲハ。 嵐の去った秋のある日、散歩をしていると、目の…

アオスジアゲハ 青条揚羽 Graphium sarpedon

私が小さい頃はアオスジタテハと呼んだものだが、アオスジアゲハが正式名称らしい。 夏の蝶、という印象が強い。学校の行きかえり、木の多いところでよく見かけた。キアゲハやクロアゲハに比べてく鋭く飛ぶので、追いかけるのが大変だ。

ルリタテハ 黒に瑠璃色の蝶 Kaniska canace

黒に瑠璃色の筋が入った、とても粋な感じの中型の蝶。着物の色合わせのよう。 ルリタテハというのだそうだ。

水色の蝶 アサギマダラ Parantica sita

砂利道を歩いていたら、何か大きなものがひらひらと足元から飛び立った。 風のない穏やかな秋の午前、目の前を漂う青いもの。 派手な柄だが、水色に透き通る翅(はね)は、まるでラリックのエナメルのような繊細さである。 思いがけず近くにまた舞い降りた。…

クロアゲハと彼岸花 / Papilio protenor

秋の日差しは音も無く静かに射す 春の騒がしさ、夏のまばゆさ、冬の温かさとも違う透明でしんみりとした光である うすくらい木蔭にまだらに落ちちらちらと揺れる それは蝶の羽ばたきにも似て 影を一層くろく闇にする

黒いアゲハ蝶 ナガサキアゲハ Papilio memnon

小さなシジミ蝶も可愛くて好きだけど、この大きなアゲハ蝶をみるとなんだか得した気分になる。最近はめったに見ないなあ。 大きいのでゆったりとんで見えるが、とにかくちっともじっとしていない。花にとまっても羽を休めることがないので、なかなかきれいに…

秋の日に ツマグロヒョウモン

まだ残暑の残る秋の日の、まぶしい光の中にひらひらと蝶が飛ぶ。

青いアゲハ蝶、アオスジタテハ

鋭角に飛ぶアゲハ蝶。アオスジタテハはいつも、夏の想い出。

チョウ ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン、なんて、動植物の名前にはいつも感心させられる。

モンシロチョウ 御苑の生き物

都会ではあまり見かけなくなったモンシロチョウも、緑の多い新宿御苑や明治神宮ではよく飛んでいる。

南仏の小さいともだち 44

南仏の小さいともだち 小さなお客さんが処方箋の上を横切っている。忙しく足を動かして、

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