パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ホトトギス 杜鵑草 Tricyrtis hirta

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この3年間で一番きれいに撮れたホトトギス

天気の良い日の日当たりは光が強すぎてきれいに撮れないけど、木陰はかえっていいみたい。 

 

こういう不思議な形の花を見ると、つくづくと自然の妙味を感じてしまう。
またこの名前の付け方がいいなあ。

 

 

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「橘の香をなつかしみほととぎす花散る里をたづねてぞとふ」

この歌に出てくるのは鳥の不如帰(ホトトギス)。源氏が花散里(はなちるさと)を訪ねて詠った歌。

和歌には植物の杜鵑草(ホトトギス)を詠った歌は少ないようである。

 

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これはまたずいぶんと賑やかに満開である。

活けるには2~3輪がちょうど好い塩梅だが。

 

 

ユリ科

花にある斑点模様が鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることからこの名になったそうである。
ひょう柄のように班が鮮やかで強い。10月の茶花。

 

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