パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ボタニカルガーデン la bastide du parfumeur

 

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昨日のバラを撮ったのはこの植物園。

香料のための植物がたくさんある。
もちろん、それ以外も。

 

 

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 これは、シスト・ラブダナム。

ついこの前に香料について書いた。
そばに寄るだけで、甘い、バルサミックなにおいが漂ってくる。

木から自然と樹脂がにじみ出ているのだ。

 

なだらかな丘陵と、サイプレスの対比は、風景画を見るようだ。
両側はずっとローズガーデン。100527丘陵.jpg
見せることについては無造作な植え方だが、すくすくと良く育っている。

おおらかで、のどか。

 

 

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 背の低い、ラベンダー。40センチくらい。

 

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タイム。近くに寄れば、一つづつの花はやっぱりシソ科。
大群で咲いていると白いじゅうたんの用。

ピンクもある。
タイムも種類がたくさんある。

 

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ボリジ。香料は取らないが、種子から油を採る。
美容に良い。
花を料理に散らしたり、葉を食べたりもする。 

 

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エニシダ。ブルームとかジュネとかもいう。
香料植物。アニマリック。

 

 

 

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カモミールは日本でもよく見かるし、自分でも育てていたけれど、
この香りの強さにはびっくり。

甘いリンゴの香りが濃密にする。

やはり、生まれた所で育つのが、最も自然で、健康的なのだと思う。

 

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この日、一番気にいった写真。

こんなに色とりどりの花に囲まれてなお、こういうひなびたものに味わいを求めるのは
やっぱり血なのかな...と思う。

外国に行けば行くほど、自分が日本人だということを
いまさらながらに感じるものだ。

 

つまり、日本人として確立しなければ、国際的に認められない。
・・・に通じると思う。

 

 

 

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なにしろ田舎だから、短い旅行だと寄ることは難しいかもしれないけれど。

 

La Bastide du Parfumeur

http://www.labastideduparfumeur.org/gen.php3?id_rubrique=32

 

 

 

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