ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
河の水の流れは絶える事がなく流れ続ける。
しかしながら、そこにあるのはもとの水ではない。
無常感と普遍性は対極にあるようだが、同じもののように思う。
季節は巡り、繰り返しながらそれは去年と同じ景色ではない。
いつも、少しづつ何かが変わっている。
それは、見る者が変化しているから。
ひとはそれを成長と呼ぶ。
違うことなのだけれども、同じことのように思う。