パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ヤブコウジ エンコウソウ 絶滅寸前種 京都②kyoto

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京都の催事の前日に、あたりをうろうろしていて紛れ込んだのは「京都市都市緑化協会」のお庭先。たくさんのフジバカマの甘い香りに誘われて入ると、珍しい鉢がたくさんある。

花の時期ではないので、ほとんどが小さな苗だったり葉っぱだけだったり。なんという植物だろうと名札を見るも、あまり聞いたことのない名前。エンコウソウ(猿猴草)という、絶滅寸前種とか。

調べてみると花は黄色、池に咲くアサザに似ている。



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赤い実がかわいい、唐橘(カラタチバナ)。百両(ヒャクリョウ)とかいう。この名札にはカラタチバナの下にカッコして、ヤブコウジとも書いてあるが、同じものなのだろうか?

藪小路、別名十両(ジュウリョウ)はもうちょっと地味と思っていた。


似た名前に、千両(センリョウ)、万両(マンリョウ)などあり、いずれもお正月かざるおめでたい草花である。

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これは何の花かわからなかった。
ちょっと見たところ、センニンソウやボタンヅルにも似ているが、葉の形が違う。アシンメトリーな白い花びらがプロペラのようで面白い。



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遅咲きのアサガオ。建物にレエスのように下がって、とてもきれいだ。
海外の旅行客も盛んにこの前で写真を撮っていた。




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京都市都市緑化協会,知恩院から歩いて円山公園のあたり。


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