パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

オニユリとクロアゲハ Lilium lancifolium

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クロアゲハは前翅の褄(つま)から大きく羽ばたいて、後翅はその動きに従っている。
アオスジタテハに比べてゆったりとした動きである。

蝶は気まぐれに飛んでいるようだけれども、蝶の道は決まっている。
それゆえ花は待っている。


オニユリは下垂した花を反らせて、「さあ」とばかりに蕊を剥く。
アゲハは知らず、その長い後翅に花粉をつけて花を巡る。


時間は止まっているのか、さかのぼっていくのか。
汗が胸を伝い、影は少しずつ短くなり、やがてユリに飲み込まれて消える。


太陽はてっぺんにいる。


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そうだこんなふうに、ひと気のない野原で、夏の蝶に出会うときはいつも、人の一生について考える。


アゲハは、自分がさなぎなのか蝶なのかは知らない。
朝が来て夜が来て、また朝が来る
さなぎの死は蝶の誕生で、蝶の生はどこまでが夢なのか。

忙しければ、時間が心を責め立てて、
羽がなければ、蜜をくちにすることは叶わない。

感動がなければ、心は、死にかける。


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照りつける夏の野原から林へいけば、そこはひんやりとした湿原。
巨樹もまた、地上へと足を伸ばして息をする。






夏季休業のお知らせ
2016年8月14日(日)~17日(水)までサロンをお休みさせていただきます。 
オンラインの受注はこの期間も受け付けております。
発送は18日から順次させていただきます。



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