私の<ミニ>調香オルガン台 My Perfume Organ
このミニ調香オルガン台を作ったのは何時だっただろう。
2007年くらいだったかな?
このミニオルガンのボトルをどうするか、素材選びにはずいぶん歩き回った。
DIYの店で10ミリのアクリルキューブを買い、革製品の売り場でシルバーのキャップを見つける。
キューブとキャップをボンドで貼り付け、本体にする。
次にパソコンのプリンターでラベルを印刷し、小さい香水シールをカッターで切り抜く。
並べてみると、なんとミニ調香オルガン台のサイズにぴったりではないか。
もう一つサイドテーブルも買っていたので、同じ色を塗る。
そこには5ミリの小さなボトルを作って置いた。
同じくパリのドールハウスのお店で買った本をちょっと置くと、ミニアトリエの誕生。
自分が小さくなって、ここに座ったつもりになってみる。
ちょっと、盆栽の楽しみ方に似ているなあ。
自分の頭に描いたものが、形になっていく喜びというのは、何かを買って得られるものとはまったく次元の違うものだ。
それが、たとえ出来栄えの稚拙なものであっても。
昨日より今日、今日より明日、人と比べるのではなく、自分の中での成長が感じられるということは、かけがえのない喜びなのである。