パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

私の<ミニ>調香オルガン台 My Perfume Organ ④

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私の<ミニ>調香オルガン台 My Perfume Organ ④

 

何か一つ、新しい事業をするということは大変だ。
 
こんな調香オルガン台一つ作るのだって、見つけることから始まり、送ってもらうときとか、組み立てたら「図面失敗!」で、板をまた切り直しなど、大小、細々とした問題が発生するもの。
 
なんでも構想を立てるところまでは楽しいけれど、すべてのことが、一度で思い通りになんか行かない。
ましてや仕事は多岐に渡って複数のことを同時にやらなくてはならないし。
 
そのたびに「ヒエー」とか、「ヤダー!」とかいいながら、それでも粘り強く続けることが大事だと思う。
 
 
前振りが長かったけれど、んな中で、この小さなミニオルガン台は、最初から最後まで楽しく作れたもの。
 
 
「この小さいオルガン台も、私が作ったのよ」というとやっぱりみんなびっくりする。
 
私はちいさなオルガン台を作り、世界中旅するときにそれをもって、景色と一緒に写真を撮ろうと思ったのだ。
 
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この小さなオルガン台は、二つのパーツから成り立っている。
 
パリのリュシュリュー・ドローにあるおもちゃ屋さんで見つけたドールハウスの店。
そこで、あれこれ探しているうちに、ミニチュアの本棚とデスクを組み合わせて、小さな調香オルガン台を作ろうと思いついた。
 
この上置き棚の部分は、背の高いタイプの本棚を中央から二つに切って、上の部分だけを使用。
そして、うまい具合にサイズ感の合うデスクがあったので、そこに乗せてボンドで貼った。
 
本棚の横の波打つ部分は、もともとの飾りを活かしたが、私のオルガン台のような、棚の曲線部分は、最初直線だったのをヤスリで削ってアーチ状にした。
 
 
買ったときは白木だったから、それをまたニスで塗ってオーク調の色にする。
これは小さいから、棚の隅の直角の部分が塗りにくい。
 
意外に手が込んでいて、つまみもついてちゃんと引き出しも開く。
 
 
やはり白木の椅子も買って、同じ色でついでに染めた。
これらは、日本に帰って来てからした作業だけど、、、
 
材料費はほんの十数ユーロだったと思うけど、パリから持って帰るときは、宝物のようにうやうやしく、壊れないように大き目の箱にしっかり入れて、スーツケースに詰めた。
 
フランスに行ってもブランド品を買うわけでなく、たぶんこのおもちゃが、そのときパリで買った一番大切なものだった。
 
 
このオルガン台が手作り品だというとみんな、「こんな小さなボトルもあるんですね」というから、「この瓶も私が作ったんですよ」とニヤリ。
 
つづく・・・。
 
 

 

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