金曜日に大雪が降ってからずっと行けなかったのだが、久しぶりに新宿御苑に行った。
驚くことに、園(苑)の半分以上が立ち入り禁止区域になっている。
まだそうとうに雪が積もっているのだろう。
それに木がだいぶ傷んで、折れかけている枝もたくさんあるんじゃないかな。
頭の上に落ちてきたら大変だ。
ところどころに、倒木がきちんと切りそろえられ、積まれているのが見える。
たくさんの職員の方が、来場者の見えないところで一生懸命復旧作業をしているに違いない。
日本庭園も母子森も入れなかったので、今日は温室方面に行くことにした。
花壇では白い水仙、ペーパーホワイトがみな倒れている。
うなだれて、雪の蹂躙(じゅうりん)の跡。
それでもあたりに香りは濃密だ。
だれが作ったか小さな雪だるま。
降ってからもう1週間になろうとしているのに、このエリアはまだ雪が深い。
日本水仙は倒れながらもまだ新鮮だ。
この花は雪の後に咲いたのだろうか?
晴れた日に遠くから舞ってくる雪を風花という。
冷たい光が香気の粒に反射してキラキラ、まるで小雪のそんな朝。