パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

金盞香(きんせんか さく) Narcissus

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金盞香(きんせんか さく) とは、水仙の花香る頃。
24節気72候、立冬の末候ともなれば木枯らしが吹き始め、本格的な寒さがやってくる。 

 

 

毎年、新しい手帳の年間スケジュールをあけると、当然そこにはまだ何も書きこまれておらず、
角も新しくパリッとしている。

そして、11月も半ばを過ぎると手帳にはもうあと1枚、12月の分しかページが残されていない。
スケジュール表はすきまなくいろいろな予定が書き込まれている。

そろそろ次の手帳に、来年の予定を写さねばならない。
そしてまた白いページにどのような予定が書き込まれるか、期待が膨らむのだ。

 

水仙の花は中心が黄色でまわりには白の花弁。
これを金の杯と銀の台に例えて、金盞銀台と呼んだ。

 

 

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