パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

カンヌの海岸にて Cannes,

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「さとりさま、せっかくフランスにきたっつうのに、なんかあっしの出番少なくありやせん?」
「もうー、自分のことだけでいっぱいいっぱいなんだから、お前まで面倒見きれないよ」
「ちぇ、観客があっしの登場を待っているっていうのに・・・」
「文句を言わないで黙って車引いておくれ、あたしはカンバセーションに疲れてるんだから」
「のんびりしてるように見えますけどね、、、見かけによらず意外と気を遣うほうでやすからね」
「意外、は余計だよ、本当はセンシティブなんだから」



日本ではオフィスで座った時点ですぐにパソコンを立ち上げて仕事が開始できるし、いつでもネットにはつながっている。電車に乗ってドアが閉じれば、立ってても座ってもすぐにスマホが開ける。

そんな毎日を海外でも同じようにしようとすると、たくさんの周辺機器を運ばなくてはならない。

ほとんど外へ出ていることが多いので移動するたびにWIFIを設定。なにしろ段取りに時間がかかるうえ、コードを忘れたり、バッテリーが上がった、充電器がない、差し込みのアダプターがないなど、こまごましたものが一つでもないと、役に立たないただの重たい金属の塊と化してしまう。

また、人と一緒のことが多いのでやっぱり集中して話さないといけない。日本なら、チラっと見れるメールも、5分もかかったら相手に失礼になる。

で、夜、部屋に帰ってからしよう、なんて思っていると、なんにも整理ができないまますぐに一日が終わってしまったりした。

写真はたくさん撮っているし、書きたいこと満載で、情報のインプットは多いのに、アウトプットできないストレスを感じている。フェイスブックでは比較的リアルタイムの写真をアップしているものの、ブログではまだ、最初の週末に行った島のことも半分くらいしかアップできてない。

でも、すでにアムステルダムでの仕事を終え、パリに移動してしまった。



私の母はもう90になるが、一日がすごく早く過ぎてしまうらしい。
動作がゆっくりになって、なにか一つ用事するのにも時間がかかるから、あっという間に夜になってしまうとよく言っているが、こっちへ来て自分も本当にそう感じてしまう。


処理能力が落ちると、時間が早く過ぎるっていうのは、面白い現象だと思う。











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