パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

新宿御苑のメジロ

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朝、いつもより早く目が覚めた。

だんだん日足が伸びてきて、明るくなるのも早いからだろう。

前日も夜が遅かったから、あと30分くらいベットの中でぐずぐずしていようか、頑張ってこのまま起きようか、迷っているうちに意識がはっきりとしてきた。 

今朝は少し暖かいし、新宿御苑にいこうかな・・・。

 

 

出かけてしまえば気持ちがいいに決まっている。
新宿御苑の中に入る前から、心はもう広々とした芝生の庭へむかっている。

林の中は風が柔らかく、光がきらめいて、春の気配にコチョコチョされるような気分。

 

 

今年は本当に春が遅い。
主だった梅林は、日本庭園と中央休憩所の前、千駄ヶ谷門をはいって右へ行った隅っこと、玉藻池の庭園と、4か所くらいある。

どこへいってもまだ、1割の木も咲いていない。
咲いている木もパラパラと花をつけている程度だ。

去年の1月末と同じくらいの開花である。

 

 

 

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きれいなモスグリーンなので、鶯(うぐいす)と間違われることが多いが、これはメジロ。目の周りが白い。

 

鶯はもっと色が地味で体も小さいし、声だけでほとんど姿を見せない。

 

 

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いつも梅の蜜を食べにくるメジロも、今年は花が遅くてごちそうにありつけない。

所在なく林の地面をうろついているばかり。。。

 

 

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