アメリカノウゼンカズラは、ノウゼンカズラよりちょっと花びらが小さくて、トランペットのような形。
花つきも、ノウゼンカズラとは違ってまとまってつく。
朱色が鮮やかだ。
昔、家の庭にはノウゼンカズラがあって、盛夏にパティオに日陰を作ってくれた。
どちらも繁殖力の旺盛なつる性植物だ。
花はぽとりと落ちて、下の小さい池に浮かんでいた。
これは、新宿御苑のアメリカノウゼンカズラ。
人気のない暑い日に咲いていた。
こんな派手な色をしているのに、この花の印象は、どういうわけか寂しい。
咲いているのはいつも暑い盛りだから、だれも歩いていない昼下がりのイメージがある。
私がおいたわけじゃない。
本当にこんな風に、ベンチの間にささっていたの。
サクラの時期のほうがずっとにぎやかだね。
花には蜜があるから、アゲハ蝶がきている事もある。