パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

亀(カメ)の中のスプリンター 新宿御苑玉藻池

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新宿御苑の玉藻池で亀(カメ)発見。撮ろうと近づいたらビューっと逃げた。水の中では以外に機敏な亀

ツイッターでつぶやいたら、「カメのろいて嘘です。シャーシャー走ります」というフォロワーさんの返事が。

 

そこで思い出した過去がある。

10年ぐらい前、仕事で親しくなった人たちと勝浦へ車に乗って釣りに行った。


まあつりはどうでもいいのだが、車のドアを開けてもらい、わたしが助手席から降りるときのことだ。
乗って行ったポルシェの車高が低い上、シートベルトがじゃまで、
足ばかりバタバタして、なっかなか降りられない。

ドアを開けて待っていた彼は「ねえ、さとりちゃんてトロイの?」

ガーン!「失礼ねー、私いままでトロイなんて言われたことないのよ!プンプン」
会う人ごとに「トロイて言われた」と、文句を言っていたのであるが、
半年ほどしたある時ふと、「自分はとろいのかもしれない。。。」と自覚するに至る。

 

仕事てきぱきしているようで、ポカもあるし、商売人じゃないし、
理不尽な人にたいして怒りがこみ上げてくるのが半日後だったりして、
しかし怒る相手はもういなく、悔しがったりして。ま、いろいろ。

 

しばらくして、学生時代の仲よしがアトリエに集まった。
久しぶりに会うみんなは、しわが増えた以外、中身はほとんど変わっていない。
なんとなくおっとりしている。

ていうか、とろいオーラを御背光のようにしょっているね。
彼女らを見に来た人たちも、「みんなとろいんだねー」と感心。

 

私はその中では確かに機敏だったと思う。
だから、亀の中ではスプリンターと言ってよいと思う。

以後、アトリエでは我々は、亀軍団と呼ばれている。
さて今日、その亀の年一回の会合があった。続きは明日・・・。

 

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