パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

愛の妙薬 パンジー

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愛の妙薬は、パンジーの花を絞って取ったと言う。

こんな寒い冬に、季節はずれな連想だが、有名なシェイクスピアの小説「真夏の夜の夢」の中に登場する。

いたずら者の妖精パックは、森に来た恋人たちのまぶたに、「目を覚まして最初に見たものに恋をする」という、この花のエキスである媚薬を塗ったために 、彼らの恋愛関係はもつれにもつれてしまう。

 

私は16の夏に、この物語をロンドンのどこかの公園の野外劇で見た。
森の中の蒸れた葉の匂いの中、その舞台は、石づくりの席で階段状に丸く囲まれていた。

恋愛の悲喜劇に翻弄される、背の高いすらりとしたハンサムな俳優にすっかりぼうっとなってしまったっけ。。。

 

さて、パンジーは春の花のイメージがあり、お花屋さんでも昔は春になると黄色や濃い紫の小さい花束が 並んだものだった。

公園でも、色どりが多様で、アンダープランツとしてよく利用される。
しかし、この時期、小さな黒いビニールポットに入ったパンジーを見ることができるだろう。
10月に植えたパンジーは、冬から花を楽しむことができる。

寒い風の吹く中、背を低くして地に貼りつくようにして咲くパンジーは、健気でさえある。
むしろ晩春のパンジー徒長してまとまりがない。

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うつむき加減に咲くパンジー。物思う「pensee(パンセ)」から由来する。

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