今日は銀座天賞堂で、輪島塗の文字盤展示会のオープニングパーティーと表彰式があり、
すばらしい作品の数々を拝見させていただいた。
天賞堂は130年の歴史を持つ銀座の時計店である。
また、石川県の輪島市は輪島漆器で有名だが、今回、輪島の漆芸家で主として海外でご活躍の北村辰夫氏が中心となって、若手作家さんの製作する腕時計の『漆文字盤』展示会が、ここ天賞堂さんの記念事業として開催された。(文章が長くてごめんなさい)
今まで伝統工芸展などを見に行くと、民芸品やおみやげもの的なものばかりでがっかりすることが多かったのだが、この展示会では、まさに芸術品というべき漆作品を見ることができる。
時計の文字盤という、決められた薄さの中で立体感を出さねばならない上、ケースのサイズや円という形、などたくさんの制約の中で表現するのはデザイン力だけでなく、卓越した技量が必要だ。
研鑽を積んだ熟練の方から若手まで、50数人が参加するだけあり、それぞれの技術、個性が現れていて大変見ごたえがあった。
一般の展示は来週火曜日から。