パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

石油ストーブのにおい oilstove

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石油ストーブの上でやかんがしゅんしゅん言っている。

暖かい。

 

電気を使わない昔ながらの石油ストーブ。久しぶりだな~。


川口の方へ和紙の工房へ出かけたこの日、昔ながらのお蕎麦屋さんでお昼をとった。
このやかんのへこみ具合がなんともいい感じだ。

メニューを見ているうちに、なべ焼うどんを食べたくなってしまった。
これも、何十年ぶりに食べる気がする。

 

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この2週間前、青山のカフェでも石油ストーブを見た。
やっぱりこっちの方が少し今風なのかな。
電気を使うタイプかもしれない。
 

エアコンが普及して、こういうストーブはあまり見なくなったが、やっぱり火の暖かさはちょっと違う。
それに燃えるときに水蒸気を出すせいか、部屋の空気に適度な湿り気がある感じがする。 

 

石油ストーブは、火をつけたばかりの時、オイリーで少し甘い灯油のにおいがする。
これは不快臭といってもいいのかもしれないけれど、どこか懐かしさがあって郷愁を誘われる。
つけ始めが特に強い。
しばらくすると匂いは弱くなる。

 

だいぶ前になるが、一時住んでいた家の隣はバレエ・スクールで、うちの勝手口から出るとそこは大きなダンススタジオの窓があった。
冬の午後、レッスンの始まるころに、裏へ通じる通路を歩くとこの灯油のにおいがしたものである。広いレッスン場を温めていたに違いない。

 

植物のタイムの香料をかぐと、いつもこのオイルストーブのにおいを思い出す。
すっきりした森林のような香りの裏に、甘くオイリーな灯油のにおいがあるのだ。

テルペンの・・・、油絵の具をとくテレピン油のにおいもする。

 

香水に限らなくて、特定の香りに出会うと、記憶が芋づる式に出てくる。時に大漁になるから面白い。脳の発育とボケの予防に関係あるゆえんである。

 

炭が赤くもえるときにも、匂いがする。
これはとてもいい匂いだと思う。

小さな茶室の炉に炭を入れ灰が温まると、パチッと炭のはぜる音とともに赤い熾火の匂いがする。

 

 

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