パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

石のにおい

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石のにおい、石にもにおいがある?

 

石ではないけど、

 

コンクリートのにおい。
濡れたコンクリートは、少し湿ったカビと石灰のにおいがする。

ドーランのような漆喰(しっくい)のにおい。
焼けたアスファルトの黒いゴムのにおい。

 

小さいとき地面にらくがきした蝋石(ろうせき)もにおいがした。


 

多孔質の石は、そのくぼみに香りの粒を抱く。
レンガは、歳月で風化し、染み込んだ土ぼこりのにおいだった。

 

川原でひろったつるつるの石は、手に持って顔に近づけると、思い出の中で日向(ひなた)のぬくもりの匂いを感じる。

 

「石」そのものの匂いではなくて、水のにおいのように、
やっぱり石が見てきた「記憶のにおい」かもしれない。

 

 

◇関連記事   2011/8/5 水の匂い

 

 

 

 

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トップノートは「ラ・フランス(洋梨)」のとろけるフルーティをピンクペッパーコ-ンで引き締めています。続いて広がるバラとスミレのピンク色のアコードに、ジャスミン・アブソリュがさらにやわらかく調和します。ラストはパウダリーなサンダルウッド。ふわふわのイリスを贅沢に使い、 軽やかに導きます。

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