採れたてソラマメ(天豆・蚕豆・お多福豆)
旬の味
知人から、自家菜園で採れたてのソラマメ(蚕豆)を頂きました。
毎年この時期になると届けられる「旬(しゅん)」の野菜です。
鞘(さや)から出したばかりのソラマメは、内側のフワフワの白い綿毛がまとわりついて、生まれたてという初々しさ。
毎年めぐってくる、その季節しか頂けないものって、特別な感じがしていいものですね。
そら豆の正味
今年は特に立派に育って、さやにはいった豆が大粒なのが見て取れます。
箱に入っていたのは全部で2kgほどもあったでしょうか。
量が多そうに見えて、出してしまえば嵩(かさ)も減ります。
大きな鞘ごとのソラマメ、可食部は2割5分とというので、中身の豆は400~500g。
1粒が4-5gなのでトータル100粒にくらいになりそうです。
スーパーなどで、剥いた豆だけをパックして売っているのを見かけますが、時間が経つとどうしても風味が落ちてしまいます。
そのため鞘(さや)のままの方がよいに決まっているのですが、この捨ててしまう部分の量をみると、中身だけ買いたい気持ちもわかります。。。
そら豆のにおい
ソラマメは生では匂いませんが、茹でるとあの特有のニオイがしてきます。
それは「蒸れたブーツの臭い」系。ただ、新鮮な茹でソラマメは臭気は薄いです。
豚骨ラーメン屋さんの前を通ったときも、茹でソラマメと似たようなニオイに出会うことがあります。
ところがそのニオイもわずかなら嫌いではありません。ヘンなにおいは慣れてくると、逆にやみつきになるようです。
納豆、ブルーチーズ、ぎんなん、、。特徴があるからまた食べたくなる。クセのないものは、記憶に残らないものです。
香水の中にも、異臭といえるような香気成分が微量入っていることがあり、それが魅力になったりしているんですよ。
食べ物も香りも、個性と嗜好性のバランスが大事だな、と思います。