パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

素敵なお店 LOUIS SEGNIER

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素敵なお店、LOUIS SEGNIER(ルイセニエ)さん。

 

 

こちらでは、パルファンサトリの香水を取り扱って戴いている。
先日彦根に行ったときに初めてお伺いし、中を案内していただいた。

 

1階はヨーロッパのインポートブランドを扱うブティックで、
落ち着いたデザインのお洋服が並んでいる。
ホールを挟んで、建物の右と左の2軒に分かれていて広い。

クールなコンクリート打ち放しのビル、
中央にある階段の踊り場には、
古い大きなお寺の門扉がどっしりと置かれ、
その前の木と石を組み合わせた花入れには、
侘びた花が、野に咲くようにあしらってある。

和と洋、モダンとアンティークが溶け合った、
本当に素敵な空間。

3階はやきもののうつわ、
古民具や流木を活かした花入れなどが置かれている。
この日は、珍しい枇杷びわ)の花が数か所に活けられていた。

そして、2階は少し大きめのオブジェを中心に、
和のインテリアが飾られている、
ゆったりとしたサロンのような場所。
不思議な石や、面白いコンセプトのアクセサリーなどもあり
眺めていて飽きない。

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ここに、私の香水が飾ってあった。
古木で作られた棚に置かれ、シンプルなボトルがとても引き立って見える。

中央のソファに座ると、大きな窓からは、
琵琶湖から引きいれた水路の向こうに、彦根城が見える素晴らしい眺め。
ちょうど夕日が西に沈む頃で、お城が白く浮かび上がり、
水がきらきらとしている。

サロンの中は、直射ではないほの明るい光にあふれ、
香水瓶が透けてとてもきれいだった。

 

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パルファンサトリの香調やイメージについて、お店の皆さんとお話した時も、
質問や感想などをうかがって、
リリースや香りの説明をとてもよく読んで下さっているのだと思った。


自分の作品が大切に扱っていただいるのを見ると、とてもうれしい。
パフューマー冥利に尽きると思う。

 

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オーナーのこだわりが窺える、吟味された作品で整えられ、
ビルのどのお店も一つの世界を作っている。
というより、建物全体が調和を持って息をしているようだ。

 

風光明美彦根にいらしたら、ゆっくりと散策しながら是非寄って戴きたい。
パルファンサトリの香りも、すべて見ていただくことができるお店。

 

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