コウゾと並んで、和紙の原料として使われるミツマタ。
木の枝が三つの股に分かれているから、「みつまた」という。
春の花の中でも、早くから咲く。
花が 咲く前のつぼみは、白い綿のようなもやもやしたものが出ていて奇妙な感じだが、咲くと白と黄色が卵のよう。
ピンポン玉くらいの大きさが毬のようで可愛い。
葉もない状態でこの花がポンポンとつくと、とってもユーモラスな光景だ。
甘い香りが、花の終わりには、だんだんとハニーノートのねちっとした匂いが強くなってくる。
日本紙幣にも使われていて、強く上質な紙の材料。
ジンチョウゲ科 ミツマタ属 学名:Edgeworthia chrysantha
色は違うけど、同じ仲間の沈丁花も、こんな風に集団で半球状に花がつく。