パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

カジノキ 梶の木① Broussonetia papyrifera

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カジノキ(梶の木)のオレンジ色の実がなっている。

はじめは花に見えたのだけれど、春先にもこの木には花が咲いていたはずなので、形の異なる花がまた咲くとは不思議なことだと思った。

調べて見るとこれは花ではなく果実で、このオレンジのつき出た柔らかい部分の中に種子が入っているそうだ。

 

実は今朝、新宿御苑に行ったところ、連休の代りで休園日となっていた。がっかり。

そこで、今月はじめに行った時のことを書くことにした。

 

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地面や、橋の上にたくさん落ちている。

雨の後なので、べっちょりとしてちょっと触る気になれなかったのだけれど、落ちたばかりの比較的きれいめのものをつまんでにおいを嗅いで見る。

ビターチョコレートの匂いがする。

意外な匂いにびっくりだが、2度拾って嗅ぎ直す気になれず、充分に確認できなかった。
また機会があったらにおってみたいものである。

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こちらは5月のカジノキの花。

でもどっちかといえば、オレンジの実の方が花らしく見える。

 

みつまた、コウゾ、などと、紙の原料になる。

papyrifera、という学名も、紙を意味するのだと思う。

 

 

 

 
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