パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

ミツマタ 三叉 Edgeworthia chrysantha

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ミツマタはねちっとしたハニーノート。
満開の時期に近くによると、甘くて重い、そして少し鼻に痛い匂いがする。

今年もまた、ミツマタの咲く時期になった。
そしてこの花が咲くとついに春がやってくる。

去年も同じようなアングルで写真を撮って、同じような香りのコメントを書いている。
大いなるマンネリ。

季節だけはマンネリ結構。春が来ないと困るもんね。


それに、毎年香りを嗅ぐたびに印象が同じということは、
もうこの花の香りは自分の中でぶれてないということだ。

花によっては、「あれ?こんな香りの面があったっけ?」というようなことがよくあるものだけど。

 

みつまたは枝のところが三つに分かれている。
冬にはそれがよくわかるが、花が枝いっぱいに咲くとそちらに目が行ってしまう。

 

グレイの枝に白と黄色のボールがびっしりとつくと、どことなく面白げな様子だ。

葉は花の後に出てくるので、繁った様子はあまり印象にない。

 

 

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