パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

木綿のハンカチーフ handkerchief

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木綿のハンカチーフ
こんなお題の名曲があったが、その話ではない。

ハンカチは白がいい。それも、メンズの大きめのハンカチが好きである。織り模様はあまり凝っていないものがよい。


次に、白地に白のレエスとか、白地に白の刺繍入りも好みである。若いころはスワトウのハンカチをたくさん持っていた。

和光のショーケースに並ぶ、繊細なスイスレースのハンカチーフにうっとりとみとれつつ、お値段にため息をついてあきらめたのも一回二回ではない。

ハンカチは消耗品である。この小さな50センチ四方の布に、上等のものを使うのは本当に贅沢だと思う。



昔は、ハンカチはギフトとして贈ったり贈られたりしたものであるが、最近はさっぱりそのような戴きものをしない。いまは、どこへ行っても化粧室にペーパーナプキンやハンドドライヤーが常備されているからであろう。

薄いハンカチで手を拭いても、すぐに濡れてしまうし、衛生面を考えたらその方が合理的なのかもしれない。


私がハンカチを持っている理由は、行儀が悪く食べこぼしをよくするので、もっぱらおひざかけとして使うことが多い。白いシャツを着ていて、トマトソースのパスタを食べるときは、胸元から下げて、エプロンのようにすることもある。


普段着の時は、着ているものよりハンカチの方を汚さないように食べたりするのが、本末転倒で自分ながらおかしいと思うのである。







2014年の記事から➣夏目漱石の小説「三四郎」のなかで、美禰子が白いハンカチにつけていた香水の名がヘリオトロープ。日本に輸入された初期の香水のひとつと言われている。

「手帛(ハンケチ)が三四郎の顔の前にきた。鋭い香がぷんとする。『ヘリオトロープ』と女が静かに云った。三四郎は思わず顔を後へ引いた。ヘリオトロープの壜。四丁目の夕暮。迷羊(ストレイシープ)迷羊(ストレイシープ)。空には高い日が明かに懸る。」ー三四郎から







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