北海道の巨大なメロン、スイカでなくて。
「ふらのレッド」というらしい。
となりのコーヒーカップはデミタスだけど、それにしても本当に大きい。
普通のデザート皿では入りきらず、大きな角皿に盛ってもらう。
先般スイカを食べたときのように、計画的に掘って食そうと企画していたが、すでに行儀よく切れ込みが入ったうえフォークで俱された。
先手を打たれた。
上は柔らかいが皮に近いところは固い。
一口でほおばったら、噛みきれず口が閉じなかった。
口角より溢れいずる果汁。
不覚。
シス‐6‐ノネナール(cis-6-Nonen-1-al)という香料は甘いメロンの香りがする。
メロンはウリの仲間だから、キュウリの匂いとも共通点がないとはいえないが、
キュウリに蜂蜜をかけるとメロンになるというのは、全く賛成できない。
キュウリの匂いはむしろウンデカベルトール。
きゅうりもみのしょっぱい匂いがする。