パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

大寒:水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし) 72 pentads

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1月25日は二十四節気大寒」の七十二侯次侯「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」
一年で最も寒い時期だ。
 
 
なんかもう、氷の上を渡る風って強烈。
でも、北の国の人にしてみれば、東京なんかすごく暖かいらしいけれど。
 
 
 
寒いときは暖かい時に比べて、空気が透明で匂いが少ない。
香りのある花もあまり咲いていない時期であるし、土や水などから上がってくる香りもない。
芳香分子の活動も活発でないからだろう。
 
その代わり、少しの香りでもはっきりくっきり感じられる。
 
 
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蝋梅(ろうばい)の香りは離れたところでもよく香る。
 
 
ちょうど、雑音が多い時は肝心なことは聞こえず、シンと静まり返っているからこそ、小さな物音もよく響く、そんな感じである。
 
 
 
 
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