ここはあえての星を付けない高級ホテル、サンジェルマン界隈の裏通りにある。
中もとてもシックな雰囲気。
やっぱりパリって特別だな。あか抜けている。
ドゥービルの情緒あふれる建物もいいけれど、少し田舎っぽい。
比べてパリは、歩いているだけで、なんとなくきゅっと身引き締まるような緊張感がある。
公園も深い緑に包まれて、そこかしこに像や史的な建造物が置かれている。
もっとも日の長い季節、パリの夜は短い。
住人は、すみれ色に暮れなずんでいく遅い夜のために、ごく早い時間からワインを飲み、そしてまたワインを飲み...。のんびりゆっくり食事をとるのだ。
気が付けば時間だけは10時をまわっているとか?
早く帰らなくてはと思いつつ、パリの空に名残を惜しむ。