パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ハンゲショウ,Saururus chinensis,

20150614半夏生.jpg

 
 
まだ、一枚だけ白くなっているハンゲショウ
 
半夏生は、夏至の頃に、半分だけ色の白くなった葉を開く。
 
まるでお化粧をしたようだ。
そこで、半分+化粧のハンゲショウ
 
やがて白い葉がどんどん増えて、水辺が白く染まると、どこからか黄色い蝶がひらひらと飛んで来て
 
暑い日差しの照り返しが、意識をぼうっとさせる。
白日夢の中にいるような、梅雨の中休み。
 
 
暦の上では、夏至より11日後の(おおむね)7月2日を「半夏生」と読ぶ。
九つある雑節のひとつであり、七十二候のうちのひとつでもある。
 
 
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