パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ルドゥテのサロン Redouté

ルドゥテのサロンは、ロマンティックで素敵な空間。
オーナーでデザイナーの古池さんが、10年をかけて大切に育ててきたサロンだ。

 

扉を開け、一歩入ればそこは柔らかな光と色で包まれ、

ヨーロッパのマダムのお部屋に招かれたような居心地のよさ。

 

オリジナルデザインのジュエリー、アクセサリーと、

こだわりぬいて長年集めたアンティークがしっくりとマッチして、

古池さんならではの世界を作っている。

 

ご縁があってお目にかかってからまだ日は浅いけれど、

長いお知り合いのような気がするのは、きっとこのトーンが私に合っているからだろう。



 
 

サロンの中のどこを切り取っても、一枚の絵のようにきれい。

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少しあせたアジサイドライフラワーや、革表紙の古い本、カメオなど、

微妙な色合いが少しずつ重なって、淡い光と溶け合う。

 

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静かに時が過ぎていく、、、なんて素敵!

 
 

パルファンサトリの香水をお取り扱いして下さると伺って、初めてアトリエを訪れたとき。

サロンの雰囲気があまりに完璧に整っているので、私の香水瓶が入る余地があるかしら?と

一瞬心配したのだけれども、古池さんがすっとドレッサーの上に飾ってくださったら、

ぴったりと背景に収まってしまったのにびっくりした。

 
 

サロンにはいつも、まるでいま庭から摘んできたかのような、

新鮮で野趣のあるお花が活けられている。

一見無造作にも見えるのが逆に洗練されている。

 

生花を飾るさりげなさ、それが都会での一番の贅沢。

この空間を、丹精こめて育てているのがとてもよくわかる。

 

ブランドは、その人が作りたいという強い気持ちがあってできるもの。

そして、それをこつこつと長く続けること。

うわべの形だけまねようとしても、インスタントでは決してできない。

庭のように、歳月をかけて育てていくものだと思う。

 

 

恵比寿の駅からも代官山からも近いけれど、隠れ家的なところで少し細い道にある。

電話してから行かれることをお勧めする。1階はおいしい有機のパン屋さん「空と麦と」。

Redouté(ルドゥテ)

東京都渋谷区恵比寿西2-10-7YKビル2F

代官山から恵比寿の途中にひっそりと、隠れ家のようにある空間へ。オリジナルジュエリーとアクセサリー、セレクトしたアンティーク・・・。『ルドゥテ』のサロン、アトリエより

HPより・写真も許可を得て掲載しています) Redouté HP

 

花とジュエリーのすてきな写真がたくさん! ルドゥテのブログ

 
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