パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

小ざさ羊羹(ようかん)幻の一品

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吉祥寺にある「おざさ羊羹」は、幻のようかんと言われているらしい。

アトリエに差し入れてくださった方は、朝の5時から並んだそうだが、すでに17人目。
一番の人に聞くと、朝3時に来たという。

つい先日テレビでも取り上げられていたが、一日に作る数は150本。
おばあちゃんが、鍋3つで煮込んでいた。


買えるのはひとり5本まで、と言うことだから、わずか30人分かあ、、、

「そしたら、31人目は、もう買えないわね」と思ったが、
必ずしも5本買うとは限らないので、もう少し伸びるかもしれず、
何人目まで並ぶかは微妙なところ。

早朝から並んで、前の人で終わってしまったらがっかりなことだ。

 

そんな思いをして買って来てくれた羊羹を、何の苦労もなく食べてしまうなんて
「申し訳ない~」といいながら、アトリエのみんなでいただく。

あっさり目のお味は、いくつでも食べられそう。。。

 

洋菓子のバターやクリームとは違い、
和菓子には独特の香りがある。

甘く煮たあずきは、モソっとした豆のにおい。

疲れているときは、チョコレートなんかも目が冴えていいけれど

やっぱり日本人の心を癒すのは、あずきの香りかな。

 

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