パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

アンティーク香水と本③ 古い処方

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古い香水の処方が書かれた、調香師のためのアンティーク本。

 

パリのリブゴーシュ(セーヌ川左岸)には、画廊や古書店などが並ぶ一角がある。
サンジェルマン大通りからちょっと入ったところだ。

細い路地が入り組んで、近くにはドラクロワ美術館や、ほんの小さな公園があったり、パリで一番好きなところ。

 

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パリ中いたるところに古書店はあるが、すべての店に香水の本を置いているわけではない。

 ドアを開け、「香水関連の本はありますか?」と聞くと、あるかないかは、瞬時に返事が来る。

なければまったく取りつくしまなしと言う感じ。

 

書店の雰囲気にもよるけど、ただなんとなく見に入るというより、目的があってくる人が多い。

古い本が天井まで届き、机の上にも「何棟も」と言う感じでうずたかく積み上げられている。あたりまえだけど、そんなお店の主人は、書架の本はすべて、どこに何があるか把握している。

 

これは、何軒目かで出してもらった調香の教本。1937年。
香水やオーデコロン、石鹸のための簡単な処方が載っている。

現代の処方とは比べられないくらい、使っている香料数が少ない。

 

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中を開いたのが上の写真。花のベース処方もとてもシンプルで、5本程度だ。

今では使えない香料もあるし、古典だからこれらの処方を使って何か調香する、と言うことはない。
けれど、こういう本を読むと、時代がわかってとても面白い。

 

本はとても重たいから、いつも持って帰るのが大変。
だけど、やっぱりフランスへ行ったら一番に探したい、自分のためのおみやげだ。

 

 

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