よいち「こ、これは巨大なマンゴーで!」
さとり「マンゴーってさ、Oxane (オキサン)のにおいがするから、あたしはあんまり気がのらないねえ・・・。昔、マンゴーの香りを作るために、嫌いなのに無理やり食べたタイガーホース(トラウマ)があってさ」
よいち「到来物ですからね、戴かないと失礼にあたりやすよ。どれあっしはいただきやす・・・。うむ、こりゃうまい。トロピカル特有の揮発臭はなく、黄桃(おうとう)のようなねっとりとした甘さ。グニグニ感は少なくて、むしろ瑞々しい果汁が口いっぱいに広がって、南国の明るい日差しを浴びるようでやす」
さとり「ほおー、お前もずいぶん能弁になったじゃないか。」
よいち「さとりさまの放った"笑えないジョーク"という危機を乗り越えるために、思わず口からほとばしりましたでやんす」
三枚におろして中を縦横に切れ目を入れ、くるりとひっくり返して召し上がれ。種も半端じゃなく大きかった。