パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

本の話 文芸春秋

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毎月、文芸春秋社から出ている「本の話」という小冊子を何年も読んでいる。

 

 

文芸春秋社から出版される新しい本の紹介や、作家との対談などが盛りだくさんに載っていて、何か読みたいものを探すにはちょうど良い情報誌だ。
隅から隅まで読むわけではないが、中には楽しみにしている連載もあったりして。

さて、2月号には、以前にも紹介した佐藤賢一氏の新刊書「象牙色の賢者」が載っていて、いつか文庫が出たら買おうと思っていた。
 
佐藤氏はデュマ一族の3代の歴史を連作で書いている。初代のデュマ将軍(祖父デュマ)を書いた「黒い悪魔」、あの、「三銃士」や「モンテクリスト伯」を書いたアンドレ・デュマ(大デュマ)の「褐色の文豪」、その息子で、椿姫を書いたアンドレ・デュマ(子デュマ)を主人公にした「象牙色の賢者」である。
 
先日、中原の虹を読む前だったっけ、「黒い悪魔」を文庫で見つけ、早速読んだ。小説のタイトルの意味が、読んでみてようやくわかった。
 
次も読みたいなーと思っていたら、「中原の虹」浅田次郎に寄り道してしまったので、先送りとなった。
 

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