パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

桐の花 Paulownia tomentosa

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これは桐の花。
クローバーの上に落ちて来たばかり。

桐の花は高いところに咲くし、上むきなので気が付かないことが多い。

でも、とても強い匂いがする。

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日本の桐はどちらかというとまばらな花つきだが、フランスの桐の花はびっしりと咲き色もとても濃い。

パリの公園の桐並木は一面紫の雲のようだった。
それだけの花が咲くせいか、匂いも強い。
並木の下はグアイヤックウッドとコスタスを混ぜたようなウッディアニマルパウダリーな独特の香りが漂う。

 

 

 

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これは新宿御苑の桐の木の幹(みき)。

まるで妖怪の「百目」のようだ。
枝が落ちた跡がこんな風になったのかな?
誰かがいたずら書きをしたわけではなさそうだけど。

ほかではこんなの見たことない。

 

 

 

 

▶  植物事典  桐(パウロニア) ゴマノハグサ科 キリ属   学名:Paulownia tomentosa

 

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