パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

「森のクリスマス」 フレグランスデザイン講座 fragranceschool

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「森のクリスマス」 フレグランスデザイン講座 fragranceschool

 

 

同じ入門講座の同じ単元を受けている二人の生徒さんはとても仲良し。

この日はウッディ・ノートの香料6本を学ぶ単元です。

ウッディに加えて、ここまで覚えた60本から選んだ香料を使っての、フレグランスデザイン(調香)でした。

 

 

それぞれ、白紙の処方箋に、自分で付けた香水のネーミング(名前)を書き、イメージを書き、香料を選んで記入する・・・、その途中でお互いの書いている内容をちらりと見てびっくり。

特にテーマが決まっているわけではないのに、二人ともネーミングが「森のクリスマス」でした。

この日学んだ香料が木の香り、そしてちょうどそんな時期でもありますが、まったく一緒の名前になるって面白い。

 


「同じタイトルで、二人ともどんな香りになるのか楽しみね」

そうして待つこと30分、それぞれ書きあげた処方箋に従って、自分たちで香料を測り混ぜ、
そろって「できました!」

ムエットにつけます。
「ちゃんとできたかな~」
ここが一番ドキドキするところ。

 

 

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Mさんのイメージは、木の香りに加えて、『クリスマスのお菓子の楽しさを表現』というように、バニラの甘さとシナモンのスパイシー、ベルガモットが入っておいしそうな香りになっています。

そこに、ローズやアップルブロッサムなどの花の香りでふんわりまとまった。
本人も、イメージに近いと満足。

 

一方、H子さんはパチュリとオリバナムが効いて、針葉樹系の明るい森林の香り。
「もっと深く、柔らかくしたかったのに、すっきりしすぎちゃった・・・」
とやや残念そう。

お互いに処方箋を見せ合って、「サンダルウッドとか、同じ香料もいくつか重なって使っているのに、こんなに違う香りになるなんて・・・」と感慨深い様子です。

 

処方中、ほんの10万分の1が違うだけで変わることもある調香の世界。
少ない香料のバリエーションで作っても、数本が違えばできあがりはまったく異なる香りになるものです。

 

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H子さんがあんまりがっかりしているので、
「翌週にもう一度香りをみてみましょう。エイジングで少し変わるかもしれませんよ」

 

そうして1週間、今日また二人の「森のクリスマス」をみんなでかぎ比べ。

「わあ、先週より柔らかくなって、イメージに近くなりました」
ニコニコしているH子さん。

 

 

一度でよい香りを作る、ということだけが目的ではありません。

まずどんな香りが作りたいかがはっきりしている、そして、できた香りはどこが違うのかを自分で評価できること。

そして、その過程でいろいろな発見を楽しいと思うこと。
それが成長につながると思っています。

 

だから、今日はみんなとてもいい勉強をしたのでありました。

 

 

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