パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

Enjoy Paris_5_RERに乗って Antonyへ

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週末に若いフランス人カップルの家にディナーに招待されてパリ郊外のANTONYへ。
市内の地下鉄からRERに乗り換えて30分くらいのところだ。

ルイーズとマーク、彼らが長いバカンスで日本に来た時にアテンドしたことがある。

 

知らない場所に慣れない乗り物で行くのはちょっと気が張るものである。
RERに一人で乗るのは初めて。
乗り換えや駅名など何度も確認してすぐ見れるようにメモを持つ。

 

8番線にのボンヌ・ヌーヴェル(Bonne Nouvelle) 駅からストラスブール=サン=ドニ(Strasbourg - Saint-Denis)へ、そして4番線に乗り換える。

彼らからはシャトレーでRERに乗り換えるのが便利と聞いていたのだが、別の人に確認したら、シャトレー(Châtelet)はたくさんの路線が入って駅構内が複雑だから、もっと先のダンフェール・ロシュロー(Denfert-Rochereau)で乗り換えたほうが迷わなくていいとのこと。

 

4番線は地下鉄の中ではちょっと雰囲気が異なるのでいつも緊張する。まあ、どこでも緊張しないといけないけど。

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パリ市内の地下鉄は、出るときに切符は必要ないのだが、
RERに乗りかえるには、その地下鉄の切符をもう一度改札で通す。

わずか150円ほどでかなり乗りでがある。

例えば、初乗りで山手線内から八王子くらいまで行けちゃう感じかな?

 

で、RERのB線列車、予定時間より2分遅れて到着。
日本だったら2分遅れたらみんなイライラするだろうにごく当然の様子。

 

 

車内は週末の帰宅時間ということで混んでいてかなり暑い。
エアコンが効かないのに誰一人窓を開けようとしないので、ぶわーっと汗が噴き出るし、座れないから結構つらい。

本当にどうなっちゃっているの?パリの猛暑。
駅が停車するたびに、出口付近の人たちは一度外へ出て涼んでまた乗る。

 

20分ほど蒸しに蒸されれて、ようやくアントニー(Antony)についた。
東京近郊の新しく開発された住宅地のような感じ。

駅にマークが車で迎えに来てくれている。 

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ここから車で20分くらい。
本当は家からもっと近い駅があるそうだけど、そこは初心者には難しいので、こちらの駅を教えて待っていてくれた。

東京なら例えば国立じゃなくて急行の止まる国分寺で待つ、みたいな?(非常にローカルな情報) 

 

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で、ここがおうち。
ごくモダンである。

ちょっと見たところ外観は団地みたい・・・と思ったが、中に一歩入ってびっくり。

 

一枚目の写真は、ルイーズのきれいな足と彼女が用意してくれたおつまみ。
真っ赤なドレスと口紅がとても似合う背の高いブロンド美女である。
30畳はあるシックな内装のリビングには天井までいっぱいの大きな書棚があり、2ベットルームがほかにあるそうだ。

 

マークはまだ32歳だから、日本の同じ世代の若い人がこのくらいの家を買うのは難しいだろう。
もちろんフランスでも若い人が家を持つのはなかなか大変だ。
彼らは9年間二人で働いてお金を貯めた。
「ここは郊外だから割安だし、勤務先はごく近距離だから思い切って昨年新居を買うことにした」ということである。

バカンスは年にまとめて2週間とる。それでも短いと思っている。 それ以外にもクリスマス休暇とか夏休みとか。バカンスのために働くフランス人。

 

来る前は、私の子供と言ってもいい世代とどんな話ができるのだろう、とちらと思わないでもなかったがあにはからんや

二人とも日本のカルチャーにとても関心があることは知っていたが、書棚の半分は日本のマンガだ。

私も少年漫画で育った世代、「ストップ兄ちゃん(昭和30年代のマンガ)」は彼らもしらないだろうが、ドラゴンボールから始まって、ブリーチやハンターハンタースラムダンク、アキラ、などで話が弾む。

手塚治、宮崎駿なら何をかいわんやである。

宮本武蔵の「五輪書」(おそらくバガボンド/vagabondで知ったのだろう)、佐賀鍋島の「葉隠」についても知っていた。

今やマンガは国際外交に欠かせないものとなっている。

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ほかに、私の好きな洋画や洋書もある。
シェイクスピア、ヘッセ、スタンダールスタインベック


レベッカデュ・モーリア)とここで会えるとは思わなかった。

 

美術や小説など、名作と言われるものについては、国や世代を超えて語れるのだろう。
おなじ嗜好、似たような趣味を持つ者同士だったら。 

なんだか、とてもうれしかった。
もちろん、彼らが気を使って共通の話題を提供してくれたとしても。

  

彼らはとても日本の教育の高さと文化を尊敬してくれている。
そして、とても日本の考え方は特殊であり、今まだそれを残している・・・「ルーツが強い」と彼らは語る。 

私もフランスの文化について感じている素晴らしい点を言う。

そして互いに、今の自国のありようを嘆く。

 

カンヌでもたびたび、「日本はとても素晴らしい国だ」といろいろな人に言われた。
ちょっぴりはお世辞かもしれない。

でも、確かに外に出るたびに日本の優れたところ、問題点がよくわかる。
それは、海外にいたことのある日本人からも同様の意見を聞く。

 

今の若い人はあまり外国に行きたがらないそうだけど・・・。
恵まれた国を実感できず、日本にいて不満ばかり言うのはもったいないことだ。

 

赤いパスポート(日本のパスポート)のおかげでどれだけ海外で優遇されているか。
私たちはそれを誇りに思い、汚さないように心がけねばならない。

 

 

 

なお、なかなか便利なサイトを見つけた。
パリのメトロの路線図。
紙の地図の小さな文字を追わなくて済む。
もっと早く利用すればよかった。

http://www.metro2003.com/station/ligne-4/0413.shtml

 

ちょっと長くなっちゃった。

 

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「香り」を言葉で表現し提案するのが香水ソムリエ®です。

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