パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

オランダ便り6 トラム Amsterdam tram

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アムステルダムのトラムに乗ってみる。

トラムって路面電車のことだよね。昔から都電ってとても好きだったけど、今は東京ではほとんどお目にかかれないから、こうして海外でトラムに乗るのはとっても楽しい。

道路の真ん中に、少し盛り上がったTramhalte(トラムハルト)という停留所があるのも都電を思い出させる。小学校の時、乃木坂上から信濃町駅まで都電に乗って通ったっけ。


こんなとき、「自分は昭和世代だなあ...」と思うのだが、元号も新しくなることだし、これからは「私は20世紀の生まれである」と言おう。

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さて前日、カード(スイカパスモのようなもの)を買うのに、仕事先の方についてきてもらった。

オランダ人の彼女は、私の日々のフェイスブックを見て、とっても面白がる。
現地の人にとってごく当たり前のことを、私が珍しいものとして写真にアップするのが新鮮なのだそうだ。こんな風に日本人には見えるのかってことが。

カードはスーパーの売店で購入して、機械でチャージする。お店の人は、5年間有効と言っていたので少し多めに入れることにした。




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そして今日はトラムに乗って、アムス在住の方に勧められた中華料理店に行くことにする。

アムスのトラムは初めてなので、アムス駐在の別の知人と一緒に乗って、連れて行ってもらう。

カードを持っていなくてもトラムの中に車掌さんがいる窓口があり、現金で切符を売ってくれる。ワンマン運転のトラムもあるので、路線によって違うのかもしれない。




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なにしろ駅名と発音がオランダ語ではおぼつかないので、アルファベットをほぼ図形で覚えるような状態。車内の電光掲示板を確認しながら、降りる駅を待つ。遠足気分でなんか楽しい。



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降りたい駅の手前で緑のボタンを押す。これは日本のバスと同じ。

トラムを乗るときと降りるときに、この赤いところにカードをタッチする。
日本では、都バスは全路線一律料金なので、カードをタッチするのは乗るときだけだけど、アムステルダムは電車のように距離によって運賃が異なる模様。



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 フラットの最寄駅(corn,schuytstraat)から2番線トラムにのって3つ目(Leidseplein )で降り、少し歩くと運河が見える。この風情(ふぜい)、異国情緒たっぷりである。

この、駅名のストラット(straat)がストリートという意味だとだんだん理解する。



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ここがお勧めのお店。わあ、本格的な中国っぽい。連れの彼女はオランダ語より中国語の方が得意なので、中国語でオーダーしてくれる。

私たちは普通に料理をいくつか注文したのだが、こちらがぱくついている間も、他のテーブルでは、料理なしで延々と飲んでいるという人も多い。

彼らはどうも北京ダックを注文しているらしい。揚げるのに時間がかかるのか。揚げたてのダックなら美味しいに違いない。なんか粋じゃん。。。他の料理も美味しかったが、そういえばここは北京ダックが評判だって教えてもらったのだった。

私たちも「次回はここでダックだけを食べて飲んだあと、また別の店へ梯子しようよ」と話し合うのであった。


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フランスに比べると、オランダの夕食開始時間は割と早め。パリでは9時から食事というのも珍しくなかったが、ここは普通に7時くらいから始まる。

で、食事のあと外へ出ても夏の日は長く、9時過ぎでもまだこの明るさ。アムステルダムの北緯は樺太(からふと)と同じ。もっとも日が長い夏至(げし)の日没は10時7分である。白夜(びゃくや)にはならないが、日の出は朝の4時なので、わずか6時間後にはまた日が昇る。



今日は珍しく昼は30度を超えたが、夕方になって(時刻は夜だが)風が冷たくめっきり寒くなった。

しかし、このまま帰るのももったいない気がして、軽くカフェでワインを飲む。沈む前の太陽のきらめきがグラスに反射して、アムステルダムの日が暮れる。



比較的安全なアムスとはいえ、暗くなる前には必ず帰るように言われている。しかも、アムスの日が沈むころ、東京の夜が明けるので、部屋に帰ったら即、ネットで仕事が始まるのであった。





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