パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

白いノオトと緑のインク diary

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真新しいノートを手にするとき、誰でも心ときめくものだと思う。

何から書き始めようかとか、どんなふうにこのノートが埋まっていくのかとか。
 
何か、、、それは若い頃、未知の世界に夢を描くとき(のプチ再現)にも似ている。
 
というわけで、大人になって夢を見ることができにくくなった分、こうしたささやかなワクワク感というのは、ことさらに愛しいものである。
 
 
 
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緑のペンは「ラブレターを書くための色」
 
中学生のころ、女子の間ではそんなルールが流行っていたのを、つい最近、文具店で緑のペンをみて思い出した。
 
誰にラブレターを書くわけでもないけれど、買ってみた。
 
本当にそんなルールがあるのだろうか?
と思い、ネットで調べたところ、意外や、「別れの時に使う色」と書いてある記事が多い。
 
なんでも、昔の流行歌(昭和)の中にそう書いてあったとか。
 
 
一方で、緑のインクでラブレターを書いたら「両想いになれる」という記事もあったりするので、本当のところはわからない。
 
 
 
ただ、カラフルな筆記具が出ている今、ペンも色とりどりを使ってみると気分が変わって筆が進むような気がする。(気がするだけ)
 
オレンジやピンクでは目がチカチカする。
なので、グリーンは優しくて好ましく思える。
 
 
今のインクは改良されているのだろうが、昔の色インクは黒インクに比べて安定性がなかったそうだ。
そのため正式な文書に使えないとか、フォーマルでないとかいうのもわかる。
 
しかし自分の日記などは、いつまでも残っている方が恥ずかしいので、時と共に薄れて消えていくのがよいのだ、などとも思っている。
 
 
 
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