パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

リフレイン・ノート refrain note 香水ソムリエ®ワード

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 リフレイン・ノート refrain note 香水ソムリエ®ワード

 

Y 「・・・ところでいつもさとりさんを思い出す瞬間は、お気に入りの香水をつけた日の夜、お風呂に浸かった瞬間のかほりが大好きだと思うときです。これは何ノートというのでしょうか!?」

 

 

S 「香水の最後の香りは、ラストノートと言いますが、そんな答えでよかったですか?アニマルとかウッディの香りで構成されています。」

ニューヨーク郊外に住むYUKIちゃんと、フェイスブックの中でそんなやりとりをした。


書いたあと『この答えはつまらなすぎるかな・・・』と思ったが・・・、やっぱり彼女から返事がきた!

 

Y 「一日の終わりでもう全く香らなくなってからでも、お風呂で温まってすごくいい香りが蘇るようなのも、ラストノートというのかなぁ?なんだか特別な名前が欲しかったなぁ...」

うーん、なるほどなるほど、消えたようでもまだ肌にほのかに残っていたのがもう一度、湯気と一緒にふわっと上がってくる。そんなときってある。

『でも、そういうのもひっくるめてラストノートというんだよなあ・・・。』

しばらく反芻した後、
『だったら、新しくつけちゃえばいいんじゃないかな?』
そう思ってYUKIちゃんに提案。


S 「特別な名前を新しく考えましょう!何かいいネーミングありませんか?train note とか、シークレットノート・・・とか?」

すると、再びYUKIちゃんから
Y 「リフレインノート...は?ちょっと長くて語呂が悪いなぁ...」

 

・・・わあ、、、すてきじゃん♪

S 「いい、すっごくいい♡」
Y 「ほんとですか?さとり先生に褒められると、嬉しいなぁ。では、大沢さとり認定香り用語という事で。」

ということになり、リフレイン・ノートなる言葉ができた。

 

 

 

 

 

YUKIちゃんはキャッツキルというニューヨーク郊外に住んでいる。
ここはシティの水源になっている美しい水と森の地。
森林の中のカントリーハウス風大邸宅には、大きな暖炉やら、地下のビリヤード場などがあって・・・・と、お家の話はまた別の機会として。

これは今から7-8年前、その素敵なお家で週末を過ごさせて戴いたときのことだ。

長い飛行機の旅につづいて車で3時間。
疲れ果ててようやくキャッツキルの彼女の家に着いた。

一息ついたところで「お風呂をどうぞ」とバスルームに案内され、
一歩入った瞬間「えっ?・・えっ?」っとびっくり。

バスタブの水の色がアクアマリンブルーなのだ。
一瞬、何か入浴剤を入れているのかと思ったら、普通に溜めただけだと言う。
蛇口をひねればこんなきれいな水が出るって、すごい。

森まるごと敷地だから、隣近所の目を気にする必要もなく、バスルームにはパノラマのような大きな窓がとられている。
たくさんのキャンドルが灯されて、森の木々が灯りに浮かんで見える。
幽玄な景色と水の色に、身も心もすっかり癒されたのだった。。。

 

YUKIちゃんからの「お風呂に入った瞬間のかほりに・・・」というフレーズに、
『あのバスルームだ!』
と、特別だったあの日のことが蘇ってきた。

私にとっても、その言葉はリフレイン。

 

 

 

さて、香りを表現することばは少ない。
昔からある用語だけでは、表現しきれない香りの思い出がたくさんある。


古い用語の上にさらに新しい言葉を生みだして、みんなでシェアできたらいいと思う。
もちろん「自由」と「でたらめ」は違うことだけど、法律用語ではないのだから、もっと柔軟に考えてもいい。

リフレイン ノート(refrain note)。
一日の終わりに繰り返す、こだまのような香りとでもいうのかな。

 

S 「どうぞ、あなたの香りの思いを聞かせてください、そして一緒に言葉を作っていきましょう」

 

 

 

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