「与一が発見されました!」
夏にフランスから帰って、いつの間にか雲隠れした与一。
あるいは神隠しか。
時々スタッフが、
「先生、与一見かけませんねえ」
「先生、そういえば与一はどこへ行ったんでしょう?」
などというたびに、「そうねえ?どこにしまったのかしら」
と言って、捜索を始めるのだが、すぐに用事がはいったりして中断してしまう。
最近も思い出して、ちょっと心配していたのだが・・・。
たまたま今日、アトリエのキッチンを少し片付けていたら、キャンディーの缶とか、チョコレートの箱が入っている「おやつ籠」の下の方に、与一をしまう紙箱があるではないか!
『こ、これは、海外出張の時に壊れないように入れておくケース(お菓子の箱を改造したもの)・・・』
テーブルの上のおやつを片付けるときに、一緒に紛れ込んだらしい。
中を開けたら、ちゃんと入っていました与一くん。
久々の外の空気に、晴れ晴れとした表情である。
よいち「いやー、やっぱ、広いところっていいっすね!」