パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

さかぐちの「京にしき」rice crackers

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アトリエで缶をあけた瞬間、その迫力に「うわ、すごい」と歓声が漏れる。
 
最近では缶入りのおせんべいというと、小分けの個包装になっているものを想像するが、素のまま(という表現がいいのかどうか)ののりせんべいが、いきなり缶に詰め詰めしてあった。
 
真っ黒なこの見た目、これは「只者ではない!」というオーラが出ている。
 
 
芸術的にキッチキチに入っているので、最初のひとつを取り出すのに緊張する。おせんべいを壊さないように、四角の角を少し起こして、そっとつまみ上げ、ひとつ出してからはそこを中心に掘っていく。
 
 
いただきながらスタッフのみんなと色々検証。
 
「これ、どうやって詰め込んだんでしょうね」
「最後を入れるのがすごく難しそう」
「この列を最初に入れて、最後はここにこうやって・・・」
 
アトリエのおやつの時間はいつも自然と、背景やその作りとか、どの辺がチャームポイントであるか、スタッフによる品評会になる。
 
こういうところは、みんな「ものつくり」が好きなんだなあと感心する。
 
 
 
 
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缶を開け放しで食べては湿気(しけ)てしまう。そこでみんなで作戦会議。ビニールのチャック袋が2枚入っているので、どうもそれに入れるらしい。
 
この缶から出してしまうのはちょっと惜しいけど、「全部入るかなあ」といいながら、それぞれある程度お皿にとったあと、残りは二つのビニールに分けて入れる。
 
 

ジメチルサルファイドは「江戸むらさき特急」の匂いだが、この海苔せんべいは佃煮になる前の乾いた海苔の香り。

 
おいしいお米、香ばしい醤油の香りとのマッチ、この一口大のおおきさといい、缶のサイズ感とか素晴らしい。
 
さかぐちの京にしき、「特別な人への手土産に」、と評判らしい。東京、九段の一店舗のみ販売というのも、特別感がある。
 
 
こんなおやつを食べられて「日本に育って嬉しい!」と思うひとときなのである。
 
 
 
 
 
 
➤抹茶の香り Hyouge ひょうげ(旧織部
ほろ苦い抹茶のグリーンとふわっとした泡立ち。すっきりとした甘さが残ります。
 
 
 
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