いつも行く草の実さん(お花屋さん)で、チュベローズを見つけた。
==== 甘く濃厚な、肉厚の白い花の香り。ラクトニックでややゴムっぽい。中央アメリカが原産の花だが、イランイランのような熱帯の花の香りがする。
物物学的には全くローズとは無関係で、リュウゼツラン科の球根草花である。
今日は、授業があるので、生徒さんにこの花の匂いを見せてあげようと思って買ってきた。香料植物を見かけたときは、必ず買う。香料と写真だけでなく、生の花を嗅ぐのはとても大切な勉強だから。これは園芸種の八重咲きだが、それでもかなり匂いがある。
背が高く、細長い花つきなので一本では活けにくい。間延びしてしまうため、束で入れないと格好がつかないが、多いと匂いが強すぎる。
久しぶりにゆっくり香りをみた。
南の島で、夜風にあたりながらぶらぶら海岸線を歩く。時おり風に乗って、エキゾチックな花の香りがやってくる。そんな情景を思い出した。
南の島で、夜風にあたりながらぶらぶら海岸線を歩く。時おり風に乗って、エキゾチックな花の香りがやってくる。そんな情景を思い出した。
花事典 チューベローズ :リュウゼツラン科 チューベローズ属 学名:polianthes tuberosa L.